今回は、麻雀YouTuberとして動画配信している”麻雀警察ひろー”さんが、YouTubeのライブ配信にて、生中継でテンピン麻雀を結構しようとした際に、実際に警察に賭け麻雀を注意された経緯について書きたいと思います。
麻雀警察ひろーとは
まず簡単に彼の紹介をします。
なぜ警察のコスプレをしているのか

彼は麻雀に関する違反を取締りまっています。
ここでいう取締りというのは、テレビ対局などでの麻雀プロに対する質の低い打牌についてなどです。
彼はプロの対局を常に巡回パトロールし、何かおかしいところがあれば逮捕します。
プロの打牌の良し悪しより、麻雀警察のリアクションや表情が何より人気につながっているのかなと思っています。
こんな感じで彼は、”麻雀警察”というイメージが定着していきました。
彼の人気の原点は、このTwitterでの活動です。YouTuberとして彼を知った方もお多いかもしれませんが、初めの頃は全くYouTuberとしての活動などは行っていませんでした。
麻雀警察ひろーのYoutube進出
麻雀警察の最初の投稿です。初心者なのに編集が細やかにできていて非常に見やすい動画です。また、彼が意識していることが、動画の時間を長くしないようにすることです。この動画も5分以内に収まっています。
彼は、高レート雀荘のメンバー経験や、雀荘店長の経験があり、その時のことや業界についての話が初めの頃はメインでした。
誰が見ても面白いと思える動画の配信
最初に麻雀警察が配信していたのは、どちらかといえば、麻雀ヘビーユーザー向けのことが多かったですが、そもそも、麻雀をよく知らなくても面白いと思える配信の方が重要だ!と感じるようになったそうです。
中でも特に面白いと思ったものをいくつか紹介します。
麻雀コラ(twitter)
かなり拡散されたました。これで麻雀警察を知った方も多いと思います。
星野源のうちで踊ろうでのコラですね。安倍首相が自身のインスタグラムで動画をアップして炎上し話題になった件もあり、いろいろなコラがありますが、麻雀警察の動画が一番面白いと思います。
オススメの配信(YouTube)
麻雀のルールを知らなくても、面白い動画です。
ルールを知らない方にとって、Vtuberの方の配信はガチな戦術や読みの話などが少なくて面白いですが、その中でも特にオススメな方を面白く紹介しています。
麻雀牌を使った、スーパープレイ動画ですね。もう麻雀してません。麻雀警察ひろーのリアクションが普通に面白いです。
彼自身の魅力についてざっくり説明させていただきました。
麻雀警察vsリアル警察
本題に入ります。画像ベースで説明していきます。
動画は5月25日(月)夕方頃〜 生配信にて行われました。
当日のフル動画は現在(6月24日(水))削除されています。
生配信でテンピン麻雀をすると宣言
黒川前検事長がテンピン(1000点100円というレートの賭け麻雀)で麻雀をしていたが、刑法が規定する賭博罪にはならないのではないかというニュースがこの頃話題となっていました。
これを受けて麻雀警察ひろーは、自身のTwitterにて、住所を公開し、
"1000点100円で賭け麻雀をします。 飛び入り参加OK"
という内容で、YouTubeにて生配信を行いました。
周りの友人にも参加の呼びかけをしたみたいですが、全員に断られたみたいですね。

麻雀警察 「賭け麻雀がダメならダメでいい白黒つけよう」
この時のコメント欄は、
「アカウント消されるぞ!」 「流石に現行犯は捕まるよ!」
という感じでかなり盛り上がっていました。
筆者もリアルタイムで見ていましたが、そもそもメンツが揃わないだろうと思っていました。

あまりにも荒れまくったコメント欄は彼の行動について批判するものも大勢いました。しかし、彼はすでに決心した上での行動でした。
麻雀警察「俺は法を守る警察じゃない、麻雀を守る警察だ!!」
普通にかっこいいですね!
確かにその通りだと思いましたね。そもそも、巷の雀荘では普通に賭け麻雀が横行している時点で法律違反です。
テンピン麻雀の決行が確定
私の「メンツが揃わないのでは?」という予想とは裏腹に、動画開始数分後、すぐに彼のもとに連絡が入り、なんとメンツが揃いました。
これにて、実際に生放送テンピン麻雀を決行することが決まりました。
この時、なんの予告もなく開始された動画でしたが、一気に視聴者数は増えていきました。
リアル警察の登場
視聴者数は急増し、筆者も含めたくさんの視聴者が彼の行動を見守っていました。
ピンポーーン!!

インターホンが鳴りました。振り返る麻雀警察。

麻雀警察 「はーーい!!」 麻雀警察 「え、警察??」 ・・・・・・・ 麻雀警察 「早くないっすか??」
テンピンを一緒にしてくれるメンバーではなく、はじめに到着したのは、近くの警察署の本物の警察でした!
警察との戦闘開始

ここで、麻雀警察vsリアル警察の始まりです。
警察のコスプレをした一般人と、本物の警察が話をしていてカオスな感じです。
もう実際に、テンピンで使う用の麻雀警察ひろーのお札までテーブルの上には置かれていて、言い訳できませんし、彼も言い訳するつもりはなさそうでした。

警察 「え、俺今映ってんの??」 麻雀警察 「映ってますね・・」 警察 「映んない方がいいなあ」 麻雀警察 「(カメラを)ひっくり返します!!」 警察 「うん」

ここで、カメラをひっくり返されてしまって、音声だけの配信となってしまいました。
部屋の中に警察が入り、捜査が始まりました。
音声での内容は以下のような内容です。
警察 「警察としては通報があったら、調べなきゃいけないんだよね。」
麻雀警察 「このあと、呼び掛けていてすでにメンツが揃っていて、麻雀するつもりなのですが、それもダメですか?」
警察 「麻雀はしてもいいよ。(お金を)賭けていなければ」
麻雀警察 「それじゃあ、このあと、ノーレートで麻雀する分にはいいんですね?」
警察 「それはいいよ。」
終戦

警察が立ち去り、大人しくなってしまった麻雀警察ひろー。
麻雀警察 「来て頂いた方は、ノーレートで麻雀をしようと思います。」
このあとは、普通に集まった人たちで、ノーレート麻雀が開催されました。
よかったのは、麻雀警察ひろーが実際に警察に対して暴力を振るったりして、喧嘩するような人ではなかったことと
まだ実際に賭け麻雀が行われる前に警察がきてくれていたことです。
これがもし、賭け麻雀中に来ていたら、「現行犯逮捕」の可能性もありました。
この後に行われたノーレート麻雀の様子も現在はアップロードされておりません。
当日のフル動画はありませんが、編集されたものがアップロードされているので載せておきます。
筆者の感想
まず前提として、現在、麻雀警察ひろーは様々な人から意見をもらっていて、反省もしています。ですので、今改めて彼を責めるべきではないです。
賭け麻雀の問題点
この問題で考える時、2点に分けて考えると思います。
車両の1km/h速度超過との比較
賭博=法律違反であることは確定であるとして、自動車の速度違反と比較した時、法定速度を1km/hでもオーバーしたら実際は違反となるのですが、それらを全て取り締まることは基本的にないです。全て取り締まっていたら、仕事になりません。
また、現行犯かそうではないかというのも問題じゃないかなと個人的には思っています。車の速度違反のなどの場合、基本的に目の前で現行犯となっていた場合、すぐに警察は動きますが、過去に〇〇で1km/h速度違反している車がいました!取り締まってください!みたいなのはあまり聞いたことありません。
このように、法律的にはアウトではあるが、そもそも取り締まる必要がないレベルというのは存在すると思います。
警察に対して、
捕まりたい人 「これから、速度違反するよ!!見ていて!」
みたいな感じで宣言し、目の前で実演すれば、それは流石に1km/hでも速度違反すれば捕まると思います。
今回、麻雀警察がお叱りを受けたのもこのケースに近いのかなと思っています。
刑法第185条のただし書きについて
刑法第185条にはこのように書かれています。
賭博をした者は、50万円以下の罰金又は科料に処するただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%88%91%E6%B3%95%E7%AC%AC185%E6%9D%A1
ここでいう、一時の娯楽に今日する物にテンピンまでのレートがOKかもしれないという話ですね。
ここでこの課題を通過したとしても、刑法第186条にて次のように書かれています。
常習賭博罪
常習として賭博をした者は3年以下の懲役に処せられる(刑法186条1項)
判例・通説によれば、賭博を反復累行する習癖ある者を指し、必ずしも博徒又は遊人に限られない(最判昭和23年7月29日刑集2巻6号1067頁)。常習かどうかは賭博行為の内容、賭けた金額、賭博行為の回数、前科の有無などを総合的に判断して決せられる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B3%AD%E5%8D%9A%E5%8F%8A%E3%81%B3%E5%AF%8C%E3%81%8F%E3%81%98%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E7%BD%AA#%E5%B8%B8%E7%BF%92%E8%B3%AD%E5%8D%9A%E7%BD%AA
賭け麻雀はそもそも違法であるという前提は覆ることはなさそうです。
麻雀警察ひろーについて
今回の件については、やりすぎだという意見が多いかもしれませんが、彼の、麻雀に対する熱意や真剣さには心を打たれたところがありました。
配信内容は毎回短くまとめられていて。非常にクオリティが高いのでぜひチャンネル登録して見てください!
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